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2006年8月18日 64歳の父はスキルス胃がんになってしまいました。腹膜播種、リンパ節転移があるため胃の摘出が出来ません。。現在は抗がん剤治療をしてます。
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8月23日水曜日、やっとこの日が来ました。今日は姉と父と私、家族3人で病院へ行きます。

11時病院に到着。まずは父の検査からです。腹部エコー、CTスキャンが終わり、先生からのお話が始まりました。実は父が検査の最中、看護士さんに検査の結果が悪かった場合、本人には告知しないように伝えておきました。

外科部長の先生は、まず私たち3人にがんのタイプについて絵を描きながら教えてくれました。次に内視鏡検査のときの写真を見せてくれました。以前見たときよりひどい写真が増えていたような気がします。

先生の説明だと、胃の3/4が癌に侵されているそうです。。

治療方針についてですが、まずは入院をして腹腔鏡下手術でお腹の中を観察⇒抗がん剤治療2ヶ月⇒再度腹腔鏡下手術にて確認⇒手術か、抗がん剤続行かを決めるそうです。

抗がん剤の副作用はどの程度だったのか聞いたところ、食欲不振、悪心嘔吐、白血球減少など。心配していた脱毛はないとのことで父も安心してました。

使用する抗がん剤はFP療法というもので、5-FUを5日間、CDDPは1日間。これを3-4週間の休薬期間をおき、2クール施行する方針だそうです。

先生のお話も終わりみんなでお礼をして部屋を出ました。私は父と姉が出たのを見計らって、先生に「ステージは?」と聞きました。そしたら先生は右手で指を4本立てました・・・・・・・・先生は5分くらいしたらこの部屋に戻ってきて、詳しい話をするからと私に言いました。

父はこれから入院をするための検査をするので、別フロアーにて採血やレントゲン、心エコーの検査です。採血の場所まで父を連れて行くと、看護士さんが父に「お父さん頭の中いっぱいだろうから、お嬢さんにお話するからちょっと借りてもいい?」父は何ともいえない顔をしたあと「分かりました。」と何かを察したような顔でした。

私は父に病院のことで相談してくると言って先生のところへ戻りました。先生は本当の話をし始めました。

まずCTスキャンの画像を見せてくれました。当然私たち素人が見ても良く分からず、先生が分かりやすく説明してくれました。

結果は腹膜に転移が見られる・・・・・・

さっきはステージ4と言ったけど、まだ疑いだから腹腔鏡下手術でより詳しく調べるから、そのあと詳細な説明が出来ると思いますとのことでした。色々調べた私には腹膜に転移がどんなにひどい結果だったか分かります。。姉には良く分からなかったようで、腹膜に転移すると腹水や腸閉塞などの症状が現れ、それがどんなに痛いかも説明しました。すると姉は「そんなにひどいなら諦めるしかないでしょ」と言い出したので、私は姉に対して怒りました。そして私は絶対諦めないと言ってやりました。

私は病院へ行くとなぜか咳が出るので、咳で分かったのか、私たちの話し声で分かったのか、父が「ご飯食べたのか?」と現れました。もしかして今までの話聞かれたかも・・・・・・・でも父は耳が遠いのできっと聞こえてません。私と姉は近くのコンビニで遅めのお昼ご飯を食べました。私は姉に今までのお姉ちゃんじゃだめ!もっと積極的に父を支えて、私とお姉ちゃんが協力しないと超えられない壁だから、一緒に頑張ろう!と一生懸命語りましたが、姉の反応は微妙でした。

病院へ戻ると心エコーが終わり父が検査室から出てきました。1階で会計を待ちながら父に嘘をつきました。一番気にしていた転移はないのか?と聞かれたので「ないよ」と言いました。父はすごく安心したようで、治療に前向きになったように見えました。

8月28日月曜日 入院、30日水曜日 腹腔鏡下手術

こんなスケジュールになりました。これから先のことを考えるとすごく不安だけど、家族で力を合わせて頑張ります。

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