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2006年8月18日 64歳の父はスキルス胃がんになってしまいました。腹膜播種、リンパ節転移があるため胃の摘出が出来ません。。現在は抗がん剤治療をしてます。
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2006年8月14日、夜19時ごろ私は夕飯の支度をしてました。今日はカレーです。

すると携帯がなり出てみるとお父さんからでした。昔から父親からの連絡はろくなものじゃなくて。。またなんかあったのかぁ・・?と思いつつ「久しぶり!元気?」なんて話してたら、いつもと様子が違い「顔が見たいな、明日うちに来れないか?」と言われましたが、あいにく予定があったので明日は無理と断りました。

すると父が「おまえに話しておかないといけないことがあってな。。」

私「どうしたの?なんかあったの?」

父「実は先月から具合が悪くて食事が取れない状態でな、それでこないだ病院に行ってきたんだ。」

私「うん。それでどうだったの?」

父「X線検査をしたら胃に黒い影が2つ見えるって言われたんだ。それで今週の木曜日に内視鏡検査を受けることになったんだよ。」

私「えっ・・胃に黒い影?・・・・・・・・・・・わかった。木曜日は休みだから一緒に病院に行くよ」

父「おまえが着いて来てくれれば心強いよ。」

こうして木曜日に一緒に病院に行く約束をして電話を切りました。電話を切ってからまず考えたのは

黒い影=がん  でした。部屋には私一人だったので大パニックでした。

気持ちを落ち着かせるため夕飯のカレーのじゃがいもの皮をむきました。ひたすらむきまくりました。

するとまた携帯がなりました。また父親かと思い電話に出ると仕事が終わったよと彼氏からの電話でした。

彼氏から今何してるの?と聞かれたのでカレーを作ってると答えました。そして実はさっき父から電話があって・・と父から言われたことをそのまま彼氏に伝えたところ、それまでは何ともなかったのに突然涙があふれてきました。彼はまったく慌てることなく「黒い影って言ってもまだがんだって決まったわけじゃないでしょ?すぐに帰るから変なこと考えずに待ってて」

電話を切ったあと彼から言われたように変なことを考えないようにカレーを作りました。

彼が帰ってきました。すぐに帰るからと言ってた割りに遅かったので、何してたの?って聞いてみた

彼「実はうちの母も昔、胃に黒い影があるって言われてやばいかもって思ったんだけど、検査してみたところポリープだって言われてね。それで母さんにその時の様子を聞いてたんだ。」

私の父のために色々聞いてくれたようで、とてもありがたかった。私も少し前向きに考えてみることにした。

ネットで黒い影、胃などで検索してみたら色々HPが出てきたので木曜の検査までに色々調べることにした。胃がんで調べていくうちに「スキルス胃がん」というのもあるらしく、さすがにこれはないだろう、うちはきっと初期胃がんで内視鏡手術で取れるくらい軽いものだと思って、スキルスについては全く調べませんでした。

彼とも色々話したけど泣きませんでした。調べていくうちに胃がんの手術は摘出すれば治るし、胃がなくても社会復帰も出来るって書いてあったから、わりと楽観的に考えてました。

そして木曜日父と病院に向かいました。

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