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父が入院して5日経過しました。
入院してから担当の先生が変わりました。新しい先生から新たに説明があり、その時今までのおさらいとして、現在の状況をお話してくれました。すると前の先生には転移があったら言わないでくれとお願いしていたことを、さらっと言ってしまいました。リンパ節の転移のことやスキルスはやっかいなタイプの癌ですとか。。先生間での申送りはないんですかね?本人はとても落ち込んでしまい、私たち姉妹はとてもやりきれない気持ちになりました。
そして30日の腹腔鏡下手術の結果ですが、見た目での転移は見られなかったそうです。ただ細胞レベルでの転移は目に見えないので、細胞を取って検査をすることになりました。
それと微量ですが腹水があったようです。腹水にがん細胞がないか検査をしてもらってます。あと腹腔内に生理食塩水を入れて、それを回収してがん細胞がないか検査をするそうです・・・
検査ばかりでまだハッキリしません!以前は腹膜に転移があるでしょうと言われましたが、今はまだ分かりませんと言われたので、それは良しとしますが、これでまた転移がありますって言われたら、また落ち込みます。。私たちは何も分からないので医者の言葉に一喜一憂してます。すごく疲れます。
来週の月曜日から抗がん剤治療が始まります。腹腔鏡下での検査後、薬を変えると報告がありました。
TS-1を30日間とシスプラチンを1日間です。
TS-1には期待ですが副作用が強いみたいなので心配です。
8月23日水曜日、やっとこの日が来ました。今日は姉と父と私、家族3人で病院へ行きます。
11時病院に到着。まずは父の検査からです。腹部エコー、CTスキャンが終わり、先生からのお話が始まりました。実は父が検査の最中、看護士さんに検査の結果が悪かった場合、本人には告知しないように伝えておきました。
外科部長の先生は、まず私たち3人にがんのタイプについて絵を描きながら教えてくれました。次に内視鏡検査のときの写真を見せてくれました。以前見たときよりひどい写真が増えていたような気がします。
先生の説明だと、胃の3/4が癌に侵されているそうです。。
治療方針についてですが、まずは入院をして腹腔鏡下手術でお腹の中を観察⇒抗がん剤治療2ヶ月⇒再度腹腔鏡下手術にて確認⇒手術か、抗がん剤続行かを決めるそうです。
抗がん剤の副作用はどの程度だったのか聞いたところ、食欲不振、悪心嘔吐、白血球減少など。心配していた脱毛はないとのことで父も安心してました。
使用する抗がん剤はFP療法というもので、5-FUを5日間、CDDPは1日間。これを3-4週間の休薬期間をおき、2クール施行する方針だそうです。
先生のお話も終わりみんなでお礼をして部屋を出ました。私は父と姉が出たのを見計らって、先生に「ステージは?」と聞きました。そしたら先生は右手で指を4本立てました・・・・・・・・先生は5分くらいしたらこの部屋に戻ってきて、詳しい話をするからと私に言いました。
父はこれから入院をするための検査をするので、別フロアーにて採血やレントゲン、心エコーの検査です。採血の場所まで父を連れて行くと、看護士さんが父に「お父さん頭の中いっぱいだろうから、お嬢さんにお話するからちょっと借りてもいい?」父は何ともいえない顔をしたあと「分かりました。」と何かを察したような顔でした。
私は父に病院のことで相談してくると言って先生のところへ戻りました。先生は本当の話をし始めました。
まずCTスキャンの画像を見せてくれました。当然私たち素人が見ても良く分からず、先生が分かりやすく説明してくれました。
結果は腹膜に転移が見られる・・・・・・
さっきはステージ4と言ったけど、まだ疑いだから腹腔鏡下手術でより詳しく調べるから、そのあと詳細な説明が出来ると思いますとのことでした。色々調べた私には腹膜に転移がどんなにひどい結果だったか分かります。。姉には良く分からなかったようで、腹膜に転移すると腹水や腸閉塞などの症状が現れ、それがどんなに痛いかも説明しました。すると姉は「そんなにひどいなら諦めるしかないでしょ」と言い出したので、私は姉に対して怒りました。そして私は絶対諦めないと言ってやりました。
私は病院へ行くとなぜか咳が出るので、咳で分かったのか、私たちの話し声で分かったのか、父が「ご飯食べたのか?」と現れました。もしかして今までの話聞かれたかも・・・・・・・でも父は耳が遠いのできっと聞こえてません。私と姉は近くのコンビニで遅めのお昼ご飯を食べました。私は姉に今までのお姉ちゃんじゃだめ!もっと積極的に父を支えて、私とお姉ちゃんが協力しないと超えられない壁だから、一緒に頑張ろう!と一生懸命語りましたが、姉の反応は微妙でした。
病院へ戻ると心エコーが終わり父が検査室から出てきました。1階で会計を待ちながら父に嘘をつきました。一番気にしていた転移はないのか?と聞かれたので「ないよ」と言いました。父はすごく安心したようで、治療に前向きになったように見えました。
8月28日月曜日 入院、30日水曜日 腹腔鏡下手術
こんなスケジュールになりました。これから先のことを考えるとすごく不安だけど、家族で力を合わせて頑張ります。
今日は仕事が休みだったので実家に行ってきた。
父は元気そうに振舞ってましたが、やはり痛みがあるらしく食事も満足に取れないみたいでした。食べれないことを私に言ってくるときの父はなんだか嬉しそうに見えるんです。私に心配してほしいんですかね?もちろん心配しましたよ。
この1ヶ月で6キロも痩せてしまったとのことだったので、やはりスキルス胃がんが進行してるのでしょう。食事が取れないって死が近いって思ってしまいますよね。。
問題だった姉との話し合い・・・
夕飯のおかずを買いにいくため姉と一緒に近所のスーパーへ
無知な姉に分かりやすくスキルス胃がんについて説明をした。何にも言わなかったので、私がどれだけ悲しかったか、どれだけ泣いたかを切々と話したら姉は
姉「まぁ人間生きてりゃいつかは死ぬんだから、うじうじ悩んだって仕方ない」
私「まぁ確かにいつかは死ぬけど、こんな辛い死に方じゃなくても良くない?お父さんいつも言ってたじゃん。死ぬならぽっくり死にたいって、これからすごく辛いし、痛い思いしなきゃいけないんだよ?」
姉「まぁそうだけど、がんはがんで受け止めないと」
私「そりゃ受け止めてるけどさ・・・」もうこれ以上話して仕方ないと思ったので、水曜日に一緒に病院へ行ってほしいとお願いをしてみた。
悪性か良性か、転移がないかによるが最悪の場合「余命宣告」をされる可能性があるからだ。
私一人ではそんな重たい話は聞けないのでどうしても一緒に来てほしいとお願いしてみたら了解してくれました。おそらく私が泣きそうな顔をしてたからであろう。
スーパーへ到着し今日の夕飯は何にしようか?と話してたら姉が突然
姉「私だって何も考えてないわけじゃないんだよ。私は泣き虫だから考え出すと何も出来なくなっちゃうんだよ」と突然泣き始めてしまった。
焦った私はごめんと謝ることしか出来ませんでした。姉は不器用な人なので心配でも素直に態度に出せないみたいで、仕事に差し支えたら困るとしきりにいってました。私だって仕事に差し支えたら困るけどさ。。
とにかく姉の気持ちも分かったので今は家族3人で力を合わせて頑張ろうと思ってます。
水曜日に長かった検査結果が出るので、結果次第でこれからのことを考えていきたいと思います。
部屋に戻ってから私はスキルスについて調べました。調べれば調べるほど絶望的な気持ちになっていきます。スキルス胃がんの闘病記などを見ていると年齢もさまざまです。若くして亡くなった方もいるようです。
こういった記事を読めば読むほど、父に照らし合わせて考えてしまって涙が止まりません。これから辛く苦しい闘病生活が始まるのかと思うと逃げ出したい気持ちになります。でも逃げません。父と一緒に戦います。
父にとって私は心の支えです。「お前がいてくれれば心強いよ。お父さん頑張るからな。」
今まで何の親孝行もしてやれなかった私に頼ってくれる父を見放したりしません。これからどんな困難があっても家族で頑張って行きたいですが、やはり問題は姉です。この重たい現実を受け止めて姉が変わってくれることを心から望みます。私一人ではとても支えきれないんです。
でも私は一人ではありません。彼がいます。彼の優しい言葉、気持ちに救われます。泣いてばかりでごめんね。私もっと強くならないといけないって分かってるのに、まだダメみたい。でも私頑張るからそばで支えててください。
水曜日の検査結果まであと5日もあります。父はどんな気持ちで日々過ごしているのか考えるだけでも胸が苦しくなります。転移がなく良性であることを祈ります。
父に会うのはかなり久しぶりでした。
家が近いにも関わらず全く連絡もしない親不孝者な娘に父は「元気そうだな」と笑顔で一言。
私は久しぶりに父を見て64歳にしては若く見えるなぁなんて感心してました。まずは一言
私「大丈夫なの?痛みは?食欲は?」と質問攻め
父「痛みはないけど食欲はないんだ。おまえが連絡もよこさず会いに来てくれないから胃が悪くなったんだ」
と笑いながら言われました。
私は「ごめんごめん」と謝りました。
病院に着くと6Fに上がり内視鏡専門のフロアに行き、受付を済ませ順番が来るのを待ってました。
目の前のポスターには内視鏡をされる方への準備が細かくかかれていました。私も父も内視鏡なんてやったことがなかったので二人でビビッてました。ポスターに書いてあることを父に説明したところ、胃の動きを止める注射をして、のどの麻酔をするためにゼリーを口の中にためておくらしいと説明。でも父はすごく不安そうでした。
父が呼ばれまずは注射とのどの麻酔のためのゼリーを口に含む5分経過したところで、いよいよ内視鏡をするための部屋へ移動。私は不安そうな父の顔を見て大丈夫とうなずきました。
15分くらい経った頃、父が看護師さんにお礼を言って出てきました。私は立ち上がり大丈夫だった?と一言
すると父はけろっとした顔で「全然大丈夫、なんてことない、あんなに楽なんだったらもっと早くやればよかった。あんなに怖がってたのが恥ずかしいよ」と、私は驚き父にすごいじゃんと褒めました。
内視鏡検査が終わり、先生の話を聞くために2Fに移動しました。待つこと1時間30分やっと呼ばれたので、私も診察室まで着いていきました。内科の女医さんは感じのいい方でしたが、あまりいい状況ではないと一言。
内視鏡検査で見たところ「胃がんType4」の疑いがありとのことでした。私は思っていたより悪かった結果を受け止めて、先生の話を聞いた結果、内科の先生では胃がんとはっきり言えないので外科の先生を紹介するから行って欲しいと言われました。
すぐに外科の先生のところへ行き話しを聞いたところ、8割胃がんと思っていただいていいです。スキルス胃がんですね。と言われました。
スキルス・・・調べた中でもっともいやながんだと思ったタイプで、絶対スキルスはないと思っていたやつでした。話を聞くと胃の上側半分くらいが癌に侵されている、手術をするのであれば胃全摘出手術になりますとのこと。
内視鏡検査で取った写真も見せてもらった、父の胃の中にそれはありました。
なだらかな隆起物です。かなり大きい印象を受けました。こんな現実を見せつけられて平常心を保つのは大変でしたが父のために頑張りました。
先生のお話だと今日の内視鏡検査で胃壁を切り取ったので、この癌が悪性か良性か検査します。通常は検査に1週間くらいかかるんですがなるべく早くした方が良さそうですね。と月曜を提案してくれたんですが、残念ながら空いてなく8月23日水曜日になりました。ほぼ1週間じゃん・・と思いつつ水曜日にエコーとCTスキャンの検査をして、その結果次第で今後の方針を決めていくとのことでした。転移がなければ胃を全部とって3週間くらい入院して1ヶ月くらい自宅療養になります(一般的な話と前置きはありました。)と言われ3ヶ月もあれば治るんだねと父と話てました。
病院をあとにして自宅に戻る途中、朝から何も食べていなかった私は食事を取るため一人でファミレスへ行きました。(父は夕方まで何も食べれないため)注文を終え携帯のモバイルyahooを使いスキルスと入力して調べることにしました。調べた結果ひどいもので手術をしても5年後の生存率は30%以下だそうです。
転移しやすく、進行が早い、根治は難しいと悲観的なことしか書かれていませんでした。あまりにも悲しい現実に涙が出そうになりましたが、人前だったのでこらえました。
真実を知ってしまった私は父のいる自宅に戻り一生懸命明るく振舞いました。父は参ったことになったな・・と弱気になったので胃を摘出すれば治るんだから頑張ろうよ!と励まし元気を取り戻してくれたようです。
父は心臓が痛むと言っていたので、悪くなるなら心臓だろうと思ってました。胃腸は丈夫だったのでまさか胃がんになるとは、私も本人も本当に驚きました。
父と色々話しました。今後のことや入院のこと、父の仕事のこと。仕事は2ヶ月もお休みしたいなんて言ったらクビにされるだろうし、会社に迷惑がかかるから辞めた方がいいだろうとの結論にいたりました。
父は64歳年金生活です。年金だけでは生活していけないから仕事をしています。父は今の仕事をとても気に入っており辞めなくてはいけないことを非常に残念がっていました。でも病気になってしまったんだから仕方ありません。すると父は「またお前に迷惑をかけることになるな・・」私はそんなの気にせずに早く治しなさい!と一喝しました。
うちの家庭環境についてお話します。父64歳、姉31歳、私30歳。私も姉もまだ独身です^^;
私は彼氏と同棲中で父と姉が一緒に暮らしてます。姉はちょっと変わった人ではっきり言えば子供と一緒です。父が胃がんかもしれないと電話で姉と話した時ですが、
私「お父さん最近胃の調子が悪くて食事とれてなかったんでしょ?」
姉「・・・知らない」
私「お父さんは病院へ行って検査したら胃に黒い影が見つかったって言われて、最悪の場合お父さんは癌かもしれない、死んじゃうかもしれないんだよ」
姉「・・・うん」
私「だからお姉ちゃんも仕事で帰ってきて疲れて大変だと思うけど、お父さんに気を使って胃に優しい食事とか用意してあげて欲しいんだ」
姉「・・・・」
私「病人なんだから少しはいたわってあげてね」
姉「・・・・・」
これ以上言っても話にならないと思った私は飼っているネコは元気なの?と話題を変えてみたところ「元気だよ~♪」と即答。はっきり言って頭にきましたが、姉はそうゆー奴だって分かってるのでその日は諦めました。
父に私と姉が電話した後、食事の用意とかしてくれた?と聞いてみたところ全くなかったようです。それどころか電話を切ったら何も言わず自分の部屋へ行ってしまったとか。。自分の父親が癌かもしれないって聞いたのに優しい言葉一つかけてあげない姉って、どんな神経してるんでしょうか?私には信じられませんでした。父も呆れてしまい何も言えなかったようです。
父も疲れたらしく眠りたいとのことでしたので、その日は姉に会わずに帰りました。帰ってから早速パソコンを開きスキルスについて調べまくりました。ですが調べれば調べるほど目の前が暗くなっていくような内容でした。